鳥取大学サイエンスアカデミーin米子「きのこを求めて―きのこ類遺伝資源の探索と分類―」
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鳥取大学が世界最大規模のきのこ類菌株コレクションを保有していることをご存知ですか？鳥取大学農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センターは8,300あまりのきのこ菌株を保有しており、きのこの生態・育種・きのこ由来の有用物質などの研究を行っています。
きのこは私たちにとって身近な存在ですが、日常で目にするのはきのこ類全体のほんの一部にすぎません。今回のシリーズでは、菌類きのこ遺伝資源研究センターの研究者があなたのまだ知らない“きのこ”の世界についてお話しします。

きのこを求めてーきのこ類遺伝資源の探索と分類ー
農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センター　教授　前川　二太郎

未知のきのこを求めて、北は北海道から南は八重山列島、父島列島、母島列島に及び日本各地、さらに、アジア、中南米及びメラネシア地域の海外各地において調査を行ない、多用なきのこ類を採取しています。
きのこ類は資源に乏しい我が国にとって貴重な遺伝資源であり、様々な分野での一層の活用が期待されています。本講演では、今までの調査で得られた珍しい種を含む様々なきのこと、それらの生き様についてご紹介いたします。