サイエンスに興味のある高校生集まれ！「細胞から染色体までミクロの世界を覗いてみよう」
[ 分野：専門分野 ]

遺伝子機能工学の久郷裕之教授が、日本学術振興会主催の事業「ひらめき☆ときめきサイエンス～ようこそ大学の研究室へ～KAKENHI」に採択され、高校生を対象としたイベントを実施します。

「地球の歴史は地層に、生物の歴史は染色体に記されてある」
この名言は、栽培コムギの祖先の発見、タネナシスイカの作出などの研究で世界的な評価を受けた遺伝学者木原均博士が残された言葉です。
このように、染色体には、ほとんどの生命現象に重要な働きをしているタンパク質を作るための設計情報(遺伝子)と構造や遺伝子の配置などを含め生物が経験してきた進化の痕跡が埋め込まれています。染色体の数や形は、種によって違いますが、同一種内ではほぼ同じです。また、染色体の異常は、がんの要因でもあります。本プログラムでは、ヒト、マウス、ハムスターあるいはがんの細胞および染色体の特徴を観察してもらいます。さらに、染色体標本を実際に作製してもらいます。ぜひ、みなさんの参加をお待ちしています！あなたの知らないサイエンスの世界を体験できると思います！！

 9：30 集合（受付） 　鳥取大学医学部外来玄関前
10：00 開講式
10：20 講義「遺伝子・染色体って何？ 」　教授：久郷裕之
10：50 見学／最先端の染色体・遺伝子解析装置
11：30 講義「染色体を利用して何ができる？」　准教授：香月康宏
12：00 昼休憩
13：00 実験／染色体標本の作製　観察／がん細胞、iPS 細胞、染色体（ヒト、マウス）など
16：00 実験のまとめ、クッキータイム
16：30 修了式「未来博士号」授与式
17：00 解散予定