対象事業 |
一般にはまだあまり知られないまま、お米から果物まで、ときには「減農薬」の切り札として用いられ、シロアリ駆除剤や防虫剤として身近な暮らしにも入り込んでいるネオニコチノイド系化合物(フィプロニルを含む)――。有機リン系農薬の代替物として1990年代に開発されて以来、国内外を問わず使用が急拡大するネオニコチノイド系農薬は、その浸透性・残効性・神経毒性から、ミツバチの大量失踪が示唆するように生態系と生物多様性全体を脅かすばかりか、子どもたちの脳の発達にも悪影響をおよぼす可能性が指摘されています。
欧米では研究や規制が進み始めていますが、日本では野放しに近い状態です。予防原則を踏まえて、ネオニコチノイド系農薬の被害を防ぎ、規制のあり方や一般市民の消費行動を変える働きかけ、ネオニコチノイド系化合物の影響を市民の立場から検証する調査・研究、そしてすでに多くの環境化学物質と放射能に取り巻かれた私たちが、ネオニコチノイド系農薬にどう対処していくべきかを探る公共的な議論喚起など、問題解決に向けた効果的な取り組みを助成します。ふるってご応募ください!
【助成対象期間】 2014年 4月1日~2015年 3月31日の間に実施される活動に助成 |
対象者 |
ネオニコチノイド系農薬(フィプロニルを含む)に関する問題提起や、使用の削減ないし中止に取り組む個人および団体(ボランティアグループ、NPO/NGO、公益法人、研究機関、生産者など。地域、法人格、活動実績は不問) |
助成金 |
総額300万円((助成上限:1案件50万円、複数部門にわたる企画は追加1部門につき25万円加算)) a) 調査・研究部門 (合計 100万円) b) 広報・社会訴求部門(合計 100万円) c) 市場“緑化”部門 (合計 50万円) d) 政策提言部門(合計 50万円) |