目的 |
本財団は、「在宅医療」を大きな社会システムの中で捉え、新たな在り方を実現するために現場医療従事者からの研究を特に期待しています。 ここでは、今まで既に行われているような単なる技術的な研究にとどまらず、提供者側・利用者側双方の視点からの「在宅医療」の問題そのものを明確化し、研究データを積み重ね、将来の在宅医療の開発、方向性・在り方の提案・提示、政策提言等を行うような研究を促進したいと考えます。 本財団では、そうした意欲的な研究への助成とその成果を通じて、これからのよりよい社会とその中での「在宅医療」の実現を目指しております。
以上のような基本的な考え方のもと、例えば以下のような研究を求めております。
・従来の医療や看護・介護そのものを見直し、問い直すような研究 ・在宅医療の経済的な分析、評価そして提言 ・在宅医療廃棄物の問題 ・終末期の生き方・死に方に肉薄する研究 ・終末期や死、看取り等の在宅医療の現場での「こころ」の問題 ・在宅医療を目指す人材養成のための斬新な教育方法、システムの開発 ・在宅医療におけるリスク管理 ・多職種とのネットワーク作り ・その他、在宅医療に関連するユニークな研究を期待します。 |