目的 |
1900年、津田梅子は女子英学塾(現 津田塾大学)を創立し、高い専門性と広い教養を身に付けたオールラウンドな女性の育成を目指し、女性の力量を男性と対等に協同しうるまで向上させることに尽くしました。明治日本の保守的な壁を目の前にしながらも、勇気・情熱・志をもって、私塾の創設、経営という先駆的な企図に挑戦し、その後の女性の社会参画に大きく貢献しました。 それから1世紀余りが経ち、さまざまな分野で女性が活躍する時代になりました。同時に、現代には津田梅子が生きた時代とは異なる困難が、グローバルに、そしてローカルに顕われています。この複雑化する現代社会において、津田梅子であれば何に取り組み、そして何に挑戦しているでしょうか。 2010年、津田塾大学では創立110周年を記念し、「津田梅子賞」を創設しました。そして今年は津田梅子が生まれて150年にあたります。本賞は、津田梅子のパイオニア精神にちなみ、女性の未来を拓く可能性への挑戦を顕彰することを目的とします。 |